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アニサキスと遭遇してしまった日

2月27日(木)

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ダミーの写真で始まりました今回の記事。まず初めに・・・、今回は写真を見ることで気分が悪くなる方もいらっしゃるかもしれません。グロいものがお嫌いな方はスキップ頂けましたら幸いに存じます。

‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

2/25(火)の夜にすこぶる美味しい鯖の刺身を食べた。あまりに美味しくて、同行の方の分まで食べてしまった(無理やり奪ったのではなく、あくまでも要らない・・・とのことだったので・・・)。

翌朝朝6時頃、胃の痛みで目が覚めてしまった。結構、強めの痛み。しかし我慢できない程ではなく、そのまま朝食も美味しく食べることができた。胃を満たすことでむしろ痛みも和らいだ。

ちなみに、最近、特に強いストレスを感じている訳でもなく暴飲をした訳でもない。その時、何となく既に『アニサキス』のことが浮かんだ。しかしその後もさほど痛みが強まらないので、そのまま名古屋に移動し無事に仕事を終えた。帰路の途中に少しずつ痛みが強くなってきたものの我慢できない程ではない。新幹線の中で酒を飲みつつ、帰宅してからも、“殺虫剤!”、とか言いつつウィスキーを飲んだりしていた。

それが行けなかったのか、もしくは、アニサキスの反撃か・・・!?、翌朝に物凄い痛みで目が覚めた。思わず唸り声が出てしまう・・・。体勢を変えても何をしてもダメ。試しに牛乳を少し飲んでみたら少しだけ痛みが和らぎ、その瞬間に強力胃薬ガスター10を摂取。お蔭でだいぶ落ち着いてきた。

当然、仕事に行ける状態ではない。たまたま客先の仕事がなかったので、そのまま午前半休することを決め、内視鏡専門医が居る近くのクリニックを探して電話。状況を説明すると、私のために無理やり内視鏡の検査枠を作って下さった。

カミさんは朝から小旅行に出かけてしまったし、ガスター10のお蔭でしばらくは痛みも和らぎ、しばらくは一人でのんびり過ごした。そして、自宅からバス停まで歩き出した頃、再び、急激な痛みが襲ってきた。バスを待つわずか数分が物凄く長く感じられた。

バスの中でも胃を抑えつつうめき声をあげながら、ようやくクリニックに到着。瀕死の状態で問診票に記載し順番を待つこと数分、すぐに名前を呼ばれ処置室に入ることができた。院長から開口一番、『何でアニサキスなんか知ってるの? 昔、やられたことあるの?』と聞かれ、『初めてですけど、実は知ってるんです・・・』とだけハアハア言いながら答えた。

さて、いよいよアニサキス摘出術の開始。まずは胃を綺麗にする飲み薬(不味い・・・)を飲み5分待機、その後は鼻孔に血管収縮剤(鼻孔を広げるため)をスプレー、その後、キシロカインゼリー(麻酔薬)をべったり注入され(もっと不味い・・・)、鼻腔の大きさにあった管状の麻酔薬を挿入され(更に不味い・・・)10分待機。

いよいよ内視鏡が鼻孔に挿入された。直径5.6mmの管とは言え、あまり気持ちの良いものではない。しかし喉から挿入する内視鏡に比べれば咽頭反射は全く無く、次回どちらを選ぶかと尋ねられたら、やはり鼻から・・・と答えると思う。

術中、看護師さんが優しく背中や肩を摩ってくれる・・・ささやかなことかもしれないが、ちょっとした声掛けやボディタッチの効力って物凄く大きいと思うし、患者として本当にありがたいと思う。

横向きになりながら、内視鏡が映し出す我が胃袋の中身の画面を覗きこむ。時折、胃液を吸引しつつ、まず初めに十二指腸の中まで内視鏡を進め、そのまま逆戻り。内視鏡の先を上側に向けて再びチェックしている時、生しらすのような物体が目に入った。『あっ!』と私が声をあげたのと同時に院長も『おっ!』と声をあげた。そして、『大体はこのあたりに付いていることが多いんですよ』と説明してくれた。

『鉗子ちょうだい』と看護師さんに告げ、内視鏡の管の中にするすると通し、瞬く間に鉗子の先がカメラに映った。『胃壁をあまり傷つけないように摘まむからね・・・』と言いつつ、次の瞬間、アニサキスのしっぽの部分を鉗子が掴んだ。鉗子の先で“いやいや”とダダをこねるアニサキスくん。その状態でずるずる・・・と鼻の外にひっぱり出された。

その後、診察室で術中の画像を全て見せてもらったが、胃壁に2か所ほど赤い小さな点があった。ちなみに、それ以外の部分は綺麗そのもの、との評価だった。その赤い斑点はどうやらアニサキスが潜ろうとした場所らしい。強い胃酸から逃げるために胃壁に潜り込もうとするらしいが、それにしても胃酸の中で生き続けるなんてどういう寄生虫だろう・・・。最悪の場合は腸内に潜り込み腸閉塞の原因になったりするらしい。

無事に摘出術も終わり安堵。すぐに痛みが消えるものだと期待したのだが、これがなぜかしばらくは激痛ではないものの、やはり痛い。この時点で出社は諦め、そのまま自宅に戻ることにした。

帰りしな、院長に、『この虫、どうする?』、と聞かれ、『持ち帰ります!』、と明るく返答。そして、自宅に戻り、ホルマリン漬けのアニサキスくんを写真撮影。その写真がこれです。ここまで読んで頂けた方は、気持ち悪いとは思いますが、是非、ご覧頂けましたら幸いに存じます。

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せっかくなので、#21のmihiro specialウエット(改)と並べてみた。。。(笑)。アニサキスのサイズは、フックサイズでいえば#12くらいではなかろうか・・・

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‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

以上、人生48年目にして初めて遭遇したアニサキスとの顛末話でした。

体長15mmくらいのこんな小さくて細い虫が胃壁に潜り込むだけで、かなり真剣に痛いです。こういうことがあったからと言って、世界で二番目に好きな魚(一番目はサンマ)である鯖を食べたくない等とは毛頭思わないのですが・・・、次回以降は目視確認を入念に、そして、しっかりと咬んで食べたいと思っています。

皆様もお気を付けくださいね・・・




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Comment
大変だったねぇ。まぁ無事に摘出できてなにより。
それでも鯖は止めないんだw
ちなみに自分は鯖で蕁麻疹が出て以来、まったく口にすることが出来なくなっちゃいました^^;
おったまげた!
たいへんでしたね。あいつ1匹で激痛がくるのかと思うと、怖いです。お察し申し上げます。すぐに見つかってよかったですね。
尿管結石の痛みに耐えかねて救急車で運んでもらったことがあるんですが、どっちが痛いんだろうな、と思いながら読みました。
アニサキスって、名前も症状も聞いてはいましたが、被害にあった人から具体的に話をうかがうのは初めてでした。
胃カメラでみつかってよかったですね。胃壁に入り込んでしまったら開腹手術になるのではないですか。腸まで行かれたらもっと大変だったかもしれませんね。
いい勉強になりました。
おはようございます。
まずは、大事に至らずよかったです。記事読みながら、思わずこぶしを握りしめましたよ。まったく…。
美食もほどほどにして下さいね。ましてや、消毒とうそぶって酒かっ食らうなんて…。フライと比較している場合じゃないですよ!
何はともあれ、お大事に。
まずはなにより
おはようございます。
話しには聞いたことがありますが、大変でしたね。
胆石で胆嚢を全摘した時の事を思い出しました。
持ち帰る気持ちも良くわかります^_^
大事に至らず良かったです。
災難でしたね。

海釣り時代は100%キャッチ&イート、
しかも生で行けるものは全て生で!って感じだったので、
常にアニーは意識していましたね。

生食の場合は確実な回避方法ってないみたいで、
できるだけ薄作りにしてアニーが切断される可能性を高めるくらいでしょうか。

アニーが嫌なら刺し身は食うな、ってことだと思うので、
当たりを引いたら悪運を嘆くしかないなと思っていますが、
実際には今のところ当たったことはありません。

「思わずこぶしを握りしめました」
farwaterさんのことですから
一瞬ガッツポーズかと思いました。
こんばんは。

タイトルだけ見たときは、アニサキスってなにか花の名前かと思いました。
Green Cherokeeさんのことだから、遭遇してさっそく食べました、とかいうのかと思ったら、食べたあとで遭遇したことに気づいたというわけですね。

farwaterさんならずともガッツポーズで読んでしまう貴重なレポートでした。
それにしても臨場感に満ちた文章といい、この虫?をもらって帰ってブログに掲載するという冷静さといいさすがに医療にかかわる人はすごいとうなってしまいました(^@^;;
おはようございます。

標題では魚から発見されたのだと思いましたが、まさかGreen Cherokeeさんの体の中からとは予想外でした!本当に大事に至らず良かったです。
食あたりとは痛みが全然違うのでしょうね。
「刺身を食したあとの激腹痛はアニサキス」・・・しっかり覚えておきます。

アニサキスの形がまさにフックそのもの(アイまで付いている!)。最後のオチのようで、失礼ながら笑ってしまいました(^-^)
BroadBeanさん、おはよう。
いやぁ・・・真面目に痛かったよ。昔はこの虫を摘出するために開腹手術していたらしいね。時代の進化は素晴らしいよね!!
アレルギーとアニサキスは違うからなぁ・・・。蕁麻疹だと流石にちょっと考えるかも・・・ (^^ゞ
kuromeさん、おはようございます。
実は・・・私も尿管結石を患ったことがあり、どちらが辛いかと言えば、やっぱり結石の方が辛いです!! 何せ痛みから解放されるゴールが見えないですものね・・・
アニサキスの場合、クリニックの扉が見えた瞬間に、少なくとも気持ちだけ軽くなりましたから・・・ (^^ゞ
farwaterさん、おはようございます。
拳を握りしめて頂く程に臨場感を感じて頂けたようで・・・ (^^ゞ ありがとうございます!! 
殺虫剤代わりのお酒、意外に真面目に取り組んでみたのですが・・・ (^^ゞ
基本、釣りブログですから、やっぱり釣りに関する内容で締めないと・・・なぁ~んて!! (^^ゞ
ジョニーさん、おはようございます。
そうでしたね、胆石を患われたのでしたよね・・・さぞや痛かったことと思います。辛い過去を思い出させてしまってごめんなさい・・・ <m(__)m>
ちなみに、持ち帰ったアニサキスくんに娘が大喜び。”我が家にアニサキスがやってきたぁ!”、とか言って写真撮りまくっていました。何でも彼女は以前からYou Tubeでアニサキスを見続けていたらしく、”私がつまみたかったぁ!”、とのことでした・・・ (^^ゞ
ダブルさん、おはようございます。
♪朝がくれば トゥモロー いい事がある トゥモロー 明日♪ by Anny
古い歌を思い出させて頂き、ありがとうございます!! ガッツポーズを決めて口ずさんでみてください・・・ (^^ゞ
アニーとの遭遇、よっぽど稀な確率だと思っています。よくぞ彼は僕の歯に触れずに胃の中に入ってくれたものですよね・・・ (^^ゞ
wind knotさん、おはようございます。
アニサキス・・・確かに蘭とかの名前に語呂が合いそうですよね・・・ (^^ゞ 実は私のお腹の中から出てきた訳でした・・・
不思議なもので、見つけた瞬間、”このやろ~っ!”、とは思わなかったですね。いやいや・・・とダダをこねる姿をちょっと微笑ましく見てしまいました・・・ (^^ゞ
確かに、冷静・・・と言われれば、たくさんの血やぱっくり開いた身体や心臓が止まっている人を見ても、”うっ・・”、とか思わない私ではありますが、とにかく魚好きの皆々様が読んで下さっているので、せっかくの私の経験を記事にしてみた次第です。(^^ゞ
ガッツポーズで読んで頂き、本当にありがとうございました!!
co-dropさん、おはようございます。
最後のオチ・・・、いろいろとビンを振ってみたら、頃合い良くフックの形になってくれて、バッチリな写真になりました!! (^^ゞ
アニサキスの痛みですが、食あたりとは違いピンポイントの部分が痛いです。けど、実際の胃の場所とは異なることが多いそうです。痛みに耐えながら、”この部分です”、って指さしたのですが、”アテにならないんだよ・・・”、とクリニック院長のお言葉でした。
私が今回はアニサキスだと確信したのは、
①ピンポイントで痛い 
②胃がむかむかしない 
③痛いだけで食欲はある 
④下痢もしていない
⑤そして何より・・・生サバを食べた・・・
こんなことから総合して判断してみました。見事、御名答でした・・・ ^^v
ちょうど今
今,廻るお寿司屋さんから帰ってきたところです。
ちゃんと鯖と鰯とサーモンを食しました。
ははははは,どうしよう。
胃が痛くなったら,ブログにUPできるのになあ。

なんちゃって・・・・


リョウさん、おはようございます。
さてさて、今頃、胃が痛くないようであれば、100%大丈夫です!! (^^ゞ
ダメな時は、食後半日以内に症状が出始めるらしいですよ。
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プロフィール

Green Cherokee

Author:Green Cherokee
東京都武蔵野市在住。S40年7月生まれ。
元より雑魚(Zacco)が大好きでちょくちょくミャク釣りを楽しんでいましたが、ひょんなことからFly Fishingに転向。安近短の里川で2011年夏よりZacco Fly Fishingをスタート。
釣りだけでなく野草やキノコも大好き。身近な里川の四季の変化を愉しみつつ、水面や地面に眼を走らせています。
愛車は、2000年式の緑色のJeep Cherokee。極めて非経済的な車で、あちこちガタが来ていますがそれでも偏愛しており、他に魅力的な車が見つからず困っています・・・

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