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雨あがりのイワナの渓 ~Day 2~

7月6日(日)

昨夜の古酒で気持ち良く酔えた翌朝、それでもAM5時過ぎには目が覚めた。顔も洗わず、メンバーを起こさないようにそっと別荘を抜け出した。雨はすっかり止んでおり、天気予報によれば曇天とのこと。良い釣り日和になることを信じて緑チェロキーを走らせた。

昨日よりは明るい状況下でサルナシを撮影。ドリカムの歌“晴れたら良いね”の中の、“コクワの実また採ってね~♪”、のコクワとはこのサルナシのこと。別段、ドリカムの出身地である北海道特有の果実ではなく、関東圏内に至るところに自生している。味はキウイにそっくり。恐らく、野生の果実の部類としては、最も美味しいものの一つだと思っている。
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前日と同じ場所にて・・・クマイチゴ。雨の直後のため、やっぱり水っぽくて美味しく無かった。
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ポイントに到着したのはAM7時前。昨日とは異なり木漏れ日が心地良い。
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爆釣を期待しつつ、黄色のエルクヘアカディス(EHC)を鋭意投入するが、いきなりバレが1回、すっぽ抜けが1回。『反応があるのは良いこと・・・』と前向きに呟きつつ、同時に自身のテクニックの無さを嘆く・・・

その後、期待とは裏腹に反応は少なかったが、数少ない反応をモノにできず一尾も得られないまま、再び林道に戻り歩く。陽が射して来て、蜘蛛の巣に付いた水滴が光る。まさに自然の造形美。
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残すポイントもあと数か所・・・という段になって、増えるのはティペットのクズばかり・・・。
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それでも、どうにか『ボ』逃れできた。魚以上に自分の眼にマッチした#10のEHC・・・、20cmに足らないイワナだったが元気にフライを咥えてくれ、大暴れしてくれた。
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釣れたのはこんなポイント。数投目で岩で囲まれた”奥の間”にフライが落ちた瞬間に激しい水しぶきが上がった。
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せっかくなので、手のひらで魚の感触を確かめつつ撮影。暗い場所だったのでストロボ撮影。
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この一尾の後、悲劇が起こった。木に引っ掛かったフライを取ろうとして、圧倒的に私の不注意でジョニー印・愛竿バンブーの穂先をパキっと折ってしまった。まさに、“折ってしまった”、という表現が正しく、折れてしまったのではない。愛情を注いでいたはずの愛竿に本当に悪いことをしてしまった。一尾の喜びは完全に吹っ飛び、かなり凹んだ気持ちで泣く泣く納竿。林道をとぼとぼと下りながら、ジョニーさんに何と言ってお詫びしよう・・・と頭の中で様々な思考がぐるぐると回転する・・・

それでも、林道を歩く途中に二尾のヘビにも遭遇できて、凹んだ気分も少し回復。せっかくなのでカメラを近づけてみたのだが逃げられてしまい・・・日向ぼっこの邪魔をしてしまいバツが悪かった。代わりに、ヘビが居たすぐ上に結実していた胡桃を撮影。
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イタ長の別荘に戻ったのはAM9:30頃。メンバーは既に朝食を終え、兼ねてから私が提案していたCaféに行く準備を整えて待っていてくれた。緑チェロキーともう一台の車に便乗し、開店直後の毎度のCaféで絶品コーヒーと絶品水道水を賞味しつつ、Café ママのYさんとも楽しく会話。
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子供にはアップルジュース。長男くんがオーダーしたチーズケーキをちゃっかり味見している我が最愛かつ最強のチームメンバー。ちなみに彼女はつい先日、“働く母”として日経の紙面を飾った。もっとゆっくりしたかったのだが、くつろぐメンバーを残し、午後の予定がある私だけ店を中座した。
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‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

梅雨真っ只中の二日間、釣果は貧果だったが、この程度の束の間釣行であれば、私としては御の字の結果だったのかもしれない。

既に数回釣行しているのでポイントはかなり把握できている。川に降り立った瞬間、“ただいま”、と言えるこの感覚・・・。今まで山菜やキノコの野山だと同じ感覚を持てる場所はそれなりに存在していたが、愛しの渓に対してこんな感覚を持てることは何だかとても心地が良いし、幸せなことだと思う。

小さな渓なのだが、いつまでもイワナと戯れることができる環境であって欲しいと願いたい。








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Comment
GreenCherokeeさん こんばんは

こうしてGreenCherokeeさんの写真を見ていると、
改めて自然の美しさに見とれてしまいます。
葉の虫食いの跡さえきれいに感じます。
「ボ」は逃れて何よりですが、竿は残念でしたね。
ジョニー印バンブーが生まれ変わって、
GreenCherokeeさんとの新たなる釣行記に
再登場するのを期待して待ってます。
了解です。
GreenCherokeeさん
こんばんは。
直に元通りにしますので入院してくださいまし。。。
早くしないとシーズン終わっちゃいますので。

 ちょっとがっかりでしたね。
 しかし、形あるものはいつか壊れます。
 ジョニーさんがしっかり直してくれるでしょう。

 こんな場所は大事にしたいですね。
 ここいらあたりで、一人で心配なく入れるところでイワナが釣れるのはとっても貴重なんです。
 福島、山形と東北に行けば道端で釣れますが立地条件が違いますからね。
 大事にしてください。
別ブログで折れた情報は入ってきていましたが,そんな状況だったのかなあと心配していました。
早く直るといいですね。

そろそろ例のブツが届く頃ですぜ!!


ナシオさん、こんばんは。
葉の虫食いの跡さえ綺麗に・・・、そういうところにまで目を向けて頂けるなんて、何とも光栄で嬉しいです!!
愛竿には本当に申し訳ないことをしてしまいました・・・ (-_-;) これを機に大いに反省したいと思っています。
心大らかなジョニーさんがご親切にも直して下さるとのこと・・・、しっかり甘えさせて頂く予定です。 (^^ゞ
ジョニーさん、こんばんは。
この度は誠に申し訳ございません・・・自ら、”折って”、しまいました。<m(__)m>
あの時にあれをしなければ・・・もう後悔しきりです。パキっと音がした時は、もう頭の中が真っ白になってしまいました・・・
お忙しい折に大変恐縮至極に存じますが、入院させて頂きたく・・・お手数をおかけ致しますが、何卒よろしくお願い致します。<m(__)m>
jetpapaさん、こんばんは。
はい・・・ ジョニーさんに何とかして頂くしかないので、既にお願いさせて頂きました。快く・・・いや強引にお引き受け頂けました・・・ <m(__)m>
独りで心配なく入渓できるイワナポイント・・・、確かに貴重過ぎますよね。ちなみに他の釣人に遭遇したことがほとんどありません。一度だけ餌師に遭遇しましたが、しっかり魚をキープしてました。彼もこの場所で継続して釣りを楽しみたいなら自らリリースして欲しい・・・と心底思いました。言えなかったですが・・・
私の場合は諸般の事情もあり、そんなにたくさんは遠い渓に釣行できません。だから、この渓は物凄く貴重です。
ティペットの屑一つ落とさず、今後も大事に大事に、この渓とお付き合いしたいと思っています!!
リョウさん、こんばんは。
顔見知りの方が自ら丹精込めてご製作頂けたものを壊してしまった時・・・それも、その原因が他でもない自分自身にあった時・・・、このバツの悪さと言ったらありません。
リョウさんお手製の渓流ネット、本日、届きました!!本当にありがとうございました!! こんな顛末にならないように、大事に大事に、けどできる限り正しく酷使しつつ活用させて頂きますね!!
この素敵なネット、近日、拙ブログでアップさせて頂きますね!!
ティペット
ご無沙汰しております。
お元気のようで、なによりです。
バンブーが直るといいですね。
ちょっと教えてください。
「ティペット」というのは、糸のことなんですよね。
フライにつける独特な糸と考えればいいですか。
「くずばかり」ということは、
もっと長い糸なのだが、
いろいろ使っているうちに短くなり、
使い物にならなくなった、と思えばいいですか。
金属製の物は糸をしまっておく道具のように見えます。
魚の型が抜いてありますが、
飾り以外に役立つことがあるのでしょうか。
質問ばかりですみません。
道具というのはその道ならではなので、面白いですね。
こんばんは。

ここのところ、仕事も忙しく、なかなかコメントも入れられず悶々としてました。
すてきなイワナ釣り、いかにもGreen Cherokee Style でいいなあ。
写真もきれいで、私にとっては天敵のクモの巣さえも見事に美しい。
ロッドは残念でしたが、道具はいつか壊れるものですよ(なんてしょっちゅう折ってる私のいい訳ですが;;)
ジョニーさんにすぐに直してもらえそうでよかったですね。
おはようございます。

>恐らく、野生の果 実の部類としては、最も美味しいものの一つだと思っている。

なんですと!?こんな情報を仕入れたら探すしかありません!
フムフム、サルナシですか・・・。
最近Green Cherokeeさんのブログを教科書に、釣りをしながら辺りを見回しています(^-^)

先日の釣行中にしげさんと話していたのですが、Green CherokeeさんとJICKEYさんにお願いして、キノコ会をやろう!と。
美しい渓の畔で、キノコ鍋!是非お願いしますm(_ _)m
kuromeさん、おはようございます。
こちらこそご無沙汰してしまっておりますが、貴ブログはタイムリーに拝見させて頂いています。ツバメやカルガモの成長、カワセミの若様など・・・着実に次の世代が育っていて嬉しいですよね!!
さてさてフライフィッシングについてですが、先端に結んだ毛ばりをラインの力を利用して飛ばすんです。普通の釣りですと先端近くに重りがあり、その重さを利用して飛ばすんですが・・・
ですので、フライラインの先が少し重くなっています。根元が軽く先が重い糸と思ってください。重い糸を投げると、それに連れられて軽い糸も出て行く感じです。
フライラインは太くて、ここに直接毛ばりを結ぶことはできません。そのために、”リーダー”、という細いラインを繋ぎます。これも、根元が太く先に行くに従って細くなっています。普通はナイロン製ですが、私が身近な川でZacco FFする時は釣友のmihiroさんが編んでくれたファールドリーダーというものを使っています。
更に・・・このリーダーの先に、”ティペット”、というものを繋ぎます。これはまさに細い釣り糸で、この先端にフライを結びます。
要するに、フライラインから先端に結ばれたフライまで、だんだん先細になっているんですよね。竿を何度か前後に振ってフライを飛ばす訳ですが、フライラインが綺麗にループして折り返されて、その力が先細になったラインの先に綺麗に伝わり、最終的に毛ばりが先行してピシっと目標のポイントに落ちる・・・っていうのが理想なんですが、私の場合、打率が低くて・・・ (^^ゞ
・・・で、毛ばりを別のものに結び替える時、結び目の先のティペットが余るので、それを切ります。このゴミを綺麗な渓に捨てたくないので、切ったティペットを挟み込む道具を購入しました。シンガポール出張のお土産として買ったのですが、これが結構使いやすくて、とても重宝しています!!
wind knotさん、おはようございます。
Green Cherokee Style・・・って、Fly Fishing以外の楽しみは満載なのですが、肝心なFly Fishingに関してはwind knotさんみたいになかなか爆釣できないです。今年こそ、『ツ抜け』、を目標に釣行しているのに、ツ抜けどころか魚の数を数えるのも片手だけで十分な状況ばかりで・・・ (^^ゞ
ロッドですが・・・、この度、ジョニーさん工房に入院させて頂きました。ジョニーさんのお手を煩わせてしまい、とても恐縮なのですが・・・ <m(__)m>
co-dropさん、おはようございます。
サルナシに反応して頂いて、ありがとうございます!! サルナシはツル性なんで、必ず何かの樹と一緒になっています。ツル性の植物で写真のような葉をしているものを探せば良いので、比較的見つけやすい果実です。山ブドウがある場所の近くには必ずあるようで、写真のサルナシの横にも山ブドウがありました。ちなみに、キウイと同じで雌雄があるようで、結実していない樹もあるようです。
キノコですか・・・ これまた何とも魅力的なお誘い!! ただ、季節的に既に禁漁になっていますので、来年のための渓流調査に行く時にご一緒させて頂ければと思います。co-dropさんとしげさん&JICKYさんは源流探検、私はキノコ集めて鍋温めて待ってますね~!!(←最初から歩く気力なし・・・ (^^ゞ )
おはようございます^^
遅コメ失礼します。
今回の記事は写真が素晴らしいです!
才能ありますね^^。
farwaterさん、こんばんは。
お褒め頂き、誠に光栄です!! (^^ゞ
さてさて、TNK・・・ 楽しみですね~♪
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プロフィール

Green Cherokee

Author:Green Cherokee
東京都武蔵野市在住。S40年7月生まれ。
元より雑魚(Zacco)が大好きでちょくちょくミャク釣りを楽しんでいましたが、ひょんなことからFly Fishingに転向。安近短の里川で2011年夏よりZacco Fly Fishingをスタート。
釣りだけでなく野草やキノコも大好き。身近な里川の四季の変化を愉しみつつ、水面や地面に眼を走らせています。
愛車は、2000年式の緑色のJeep Cherokee。極めて非経済的な車で、あちこちガタが来ていますがそれでも偏愛しており、他に魅力的な車が見つからず困っています・・・

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