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望郷の川で出逢った魚 ~後編~

9月7日(日)のAwayでの朝練釣行記・後編。

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前編の通り、いきなり良型のブラウントラウトと交通事故的にご対面できてしまい、様々な感情も相俟って、とにかくまずは一息入れるべく目の前の公園にて小休止。一段高くなっている公園から、改めてCTS川を一望した。

素敵な本流を前に、本来ならばあまり狙わないような、増水が故に柵越しにできたプール。しかし、良く見ると小さな流れの筋が存在し、且つ、ライズも散見されることに気付いた。
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ならば・・・ということでフライを替えずに#14のドライのまま、このプールのど真ん中にフライを投じてみた。渓流釣りならではのストーキングも何もあったものではなく、そもそも散歩の人々が真横を行き来するような場所。すると、いきなりの反応でフッキング。20cmに満たないような魚が見事なジャンプを決めた後に痛恨のバレ・・・。

『な、何なんだ!? ジャンプするなんてニジマスか・・・?』・・・と思ってしまう程、小型ながらかなり良いヒキ味だった。

すかさず、微妙に上流側や本流側にずらした場所にキャストを繰り返したところ、今度こそ手応えあるフッキング。しかも、魚が素早く本流側に走る。これはニジマスかヤマメに違いない!! そう確信しつつラインを手繰り寄せると・・・

『あ~ら、ウー様、ご無沙汰しております・・・』  (笑)
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本当にすっかりご無沙汰なので顔もアップ。アップしてもウー様はウー様なのだが、#14のフライが見事にフッキング。
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手のひらに載せてみた。意外に体高もあり、立派なウー様。正直、これもかなりヒキ味を愉しめた一尾。以前、カチーフさんと渓流釣りに同行させて頂いたことがあるが、期せずして、いや予想通りにウー様祭りの状況となり、『それにしても、(ヤマメと思しき)良い出方するなぁ・・・・』とポツリと発したカチーフさんの一言(過去記事参照)を唐突に思い出した。
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『こんなポイントだから、やっぱりウー様だよね・・・』なんて妙に自分自身で納得しつつ、ライズの正体が分かった安堵から、小休止ついでにフライを乾かした。
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フライも乾いた頃合いを見て、再び、似たようなポイントにフライをキャスト。そして、瞬く間にフッキング。良いヒキ味だし先ほどより少しは大型のウー様だろうか・・・? その割には何だか魚の色が違うように見えなくもない・・

手元に寄せてみると・・・なんとブラウン再び!! 『魚から見れば人間の気配満載のこんなトロ場にブラウン!!??』、と驚きと共に呟きつつ撮影。食べて美味しいサイズなので、次回はちゃんとキープしようと思いつつ今回はリリース。
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時折、本流側で派手なジャンプの音が聞こえる。ふと視線を向けると、樹の下あたりで大型の魚がライズしていた。ばっちりウェーディングして#8とかの大きなウェットでも流すと、とてつもなく大型の魚と綱引きができそうな気がする・・・・
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そんなことを考えつつ、果たしてウェットはどうだろう・・・と興味が湧きフライを結び替えてみた。上流側に立ち、再び、同じような場所にフライを流してみると、今度はすぐに小型のブラウンとご対面。どうやら、こんなトロ場でも群れているらしい・・・。しかも、今しがた私自身が歩道を歩いたばかりなのに・・・
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何だか、このまま釣りを続けるのもどうなんだろう・・・と思うようになってしまった。一息入れるべく、先日、ジョニーさんに素敵な銘を入れて頂けたにも関わらず、ろくな写真を撮影できていなかったので、我が望郷のCTS川をバックに記念撮影。
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しかし、私も釣人の端くれ、やっぱりもう少し釣りたい・・・ということで、再び、良型のウー様とご対面。
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最後にあと一尾だけ・・・と思いつつフライを投じ、結果的に少しはマシなサイズの魚を掛けたのだが、すぐに本流側に走られて杭にティペットが引っ掛かってしまい、魚に逃げられるは、フライもロストするは・・・で、これが納竿のタイミングと納得。時刻はまだAM7時。
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『ボ』逃れどころか、予想外の数とサイズの魚達に出逢え、満ち足りた気分で河岸を歩きつつ、至るところに自生している梅花藻(バイカモ)を眺めた。

この水草が生育できる流れの水は本当に美しい。これぞ北海道の渓流・・・という気がする。ちなみにこの梅花藻、初夏には梅に似た綺麗な白い花を咲かせる。煌びやかな水面に映える梅花藻は本当に美しいと思う。しかも、食べられる野草としても有名。私は採取しないようにしているが・・・
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日の出直後にCTS川を撮影した場所近くの橋から、再び記念撮影。
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そして、橋からホテルを眺める。真ん中の丸っぽいビルがホテル。まさに川まで徒歩3分。ホテルに戻り、美味しく朝食を摂取し、ついでに大浴場で足を伸ばしたり・・・、空港送迎バスが出発するAM8:30までの束の間、朝から罰当たり的に素敵な時間を過ごすことができた。
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二十ウン年振りの望郷のCTS川での釣行。ワイシャツに革靴というスタイルで臨んだ朝練。外来魚のブラウントラウトで複雑な想いもしたにはしたのだが、釣果そのものとしては出来過ぎの朝練になった。

千歳市内を滔々と流れるCTS川。街中を流れるとは言え、支笏湖を起点に、ヒグマが生息する広大な原生林の真ん中を流れる河川であり、水質はクリアそのもの。いつか昔のように、この愛すべき川で終日のんびりと竿を振ってみたい。きっと、我が身近な川でのZacco FFのようなマッタリとした気分で、愉しい一日を過ごせるに違いない。

ありがとう、CTS川。また逢う日まで・・・・
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Comment
Green Cherokee さん、後編お待ちしておりました!

前編拝読後、「柵越しのプールでウー様祭りでした…」とか勝手に想像しておりましたが、なんと再びブラウンとの出会い! #14のドライをパクつく型の良いウー様も見事です。もう最高(^^)!恐るべしCTS川。
というか、目まぐるしく日本各地をお仕事で駆け回るぐりちぇろさんの飽くなき探求心に、不肖GLも多忙多忙と言い訳しないでもっと見習わなければ!
Gran Lussoさん、おはようございます。
私自身もあんな場所にブラウンが潜んでいるとは思ってもみませんでした。散歩の人が普通に真横を歩いているような場所なのですが・・・本当に恐るべしCTS川ですね!!
さて、そろそろGLさんのお仕事も落ち着きました頃でしょうか? また是非ご一緒しましょうね!!
あ~、あのときの「ウー祭り」…思い出してしまいました~!
でもサイズも体型も道産子は魅力的に見えます(笑)。
カチーフさん、こんばんは。
この川で最初にウー様に出逢った瞬間に、カチーフさんの名ゼリフを思い出しました。だって、本当に良い出方するんですもん・・・ (^^ゞ
道産子ウー様はヒキも良かったですよ!! いきなり走るウー様なんてあまり居ませんものね・・・ (^^ゞ
おはようございます。

後半戦も大いに楽しませていただきました!
街から程近い所でブラウン連発とは!GreenCherokeeさんの腕はもちろんのこと、北海道ってやっぱり凄いところなんですね(^-^)
ウグイもとても綺麗です。
ヤマメたちと出方が変わらないのであれば、これもまた最高に楽しい釣りになりますね(^-^)
北はええなあ。
来夏は,北方面へいくぞ。

奈良のオイカワは不調です。
ということで,マイクロポッパーを使った海の五目釣りを計画しているんですよ。


co-dropさん、こんばんは。
いやいや、腕は関係なくフライを落とせば喰っちゃうって感じでした。北海道恐るべしです。街中の川でこんな状態だから、分け入ったら凄いことになりそうですね・・・ (^^ゞ
ウグイも絶好のFF対象魚・・・楽しかったです!!
リョウさん、こんばんは。
北海道も凄いですし、東北も凄いみたいですし・・・、私もどっぷり浸かるくらい釣行してみたいです!!
オイカワの本場は関西。きっと良いポイントありますよ!!
海は海でまた面白そうですね~♪
外来種
GC様
こんばんは。
後半は。。。。もっと驚きました。
ブラウンが普通に釣れるなんて、驚きました。もともとレインボウなども外来種。本来のオショロコマやアメマスなどとの混在する河川の状況ってどうなっているんでしょうね。
ともあれ、束の間でしたが釣りのできる環境があるのは北海道ならではなんですね。
複雑なから改めて凄いなぁと思います。
ジョニーさん、こんばんは。
私もとても驚きました。こんなところでブラウンが釣れてしまうなんて・・・ 水たまりにフライを投じたようなものだったんですが・・・
この川は昔はヤマメ&ウグイオンリーでした。相当数のブラウンが勢力を伸ばしている感じです。
この川の横に、私が大好きなマ●チ川が流れています。原生林を流れる、もうそれはそれは素敵な川で、何を隠そう、昔、私がヒグマに遭遇した川です。随分前にこの川でも餌釣りしてみたことがあるのですが、釣れたのはブラウンだけでした。原生林の中のブラウン・・・何だか微妙な感じでした。
実は今、札幌に居ます。明朝起きられたらちょっと竿を振ってみます。既にかなり寒そうですが・・・ (^^ゞ
 ドッボーンのライズはサケかもしれませんよ。
 何度もドキッとさせられました。
こんばんは。

すっかり遅いコメントですみません。
ワイシャツに革靴でブラウントラウトを釣るフライフィッシャーのいる風景、ぜひともなんでも珍百景に出ていただきたいです。
おかげでY川でブラウン釣る夢みました( ´ ▽ ` )ノ
jetpapaさん、こんばんは。
やっぱりご経験あるのですね。かなり大きな音でしたので、サケかもしれないですね!!
ちなみに先日、友人が釧路川で80cm強のサケを釣ったそうな・・・。今の時期のサケがかかると、それはそれは物凄いヒキだったそうです。産卵前と違って、今はまだ体力が有り余っているらしいですよ。
wind knotさん、こんばんは。
確かに珍百景に出れそうですね!! (^^ゞ
ちなみにO川では、魚種調査の時にブラウンが捕獲されたことがあるようです。夏の水温に耐えられるのかどうかはわかりませんが、水質だけなら生育できそうですよね・・・
けど、Zaccoが根こそぎ食べられてしまいそうですね。カワウよりはマシかもしれませんが・・・
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プロフィール

Green Cherokee

Author:Green Cherokee
東京都武蔵野市在住。S40年7月生まれ。
元より雑魚(Zacco)が大好きでちょくちょくミャク釣りを楽しんでいましたが、ひょんなことからFly Fishingに転向。安近短の里川で2011年夏よりZacco Fly Fishingをスタート。
釣りだけでなく野草やキノコも大好き。身近な里川の四季の変化を愉しみつつ、水面や地面に眼を走らせています。
愛車は、2000年式の緑色のJeep Cherokee。極めて非経済的な車で、あちこちガタが来ていますがそれでも偏愛しており、他に魅力的な車が見つからず困っています・・・

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