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都心近くの素敵な雑木林・前編 ~満開のカタクリ~

4月4日(土)

このところの仕事上のイベントや来訪者対応で多忙の日々が過ぎ、残務も山積み状態な上に、近日中に毎年恒例の最大のイベントがやってくる。一年で最も多忙な時期・・・、結局、この日は出勤は免れたものの、自宅で朝からパソコンとにらめっこ状態。

しかし・・・、この時期しか楽しめないことがある。それは、満開のカタクリ見学。区切り良いところで仕事に鳧(けり)をつけ、向かった先は東京都清瀬市中里。到着したのは午後3時過ぎ。生憎の曇天だった。
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いつもの我が身近なHome Riverの横の小路を抜ける。湧水が溜まる湿原みたいな本来は素敵な光景なのだが、異様な土砂の山積みを見ていきなり幻滅する。
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すぐ近くのレンギョウを見て気分転換。レンギョウやヤマブキを見ると春を感じる。
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以前、farwaterさんに教えて頂いて初めて知ったお気に入りの沢沿いを歩くと、何やら若者のグループがひそひそ声で話をしている。一列に律儀に並んでいる姿が愛らしい。先頭は引率の先生だろうか色々と解説されていた。その視線の先には、手すりの上の一羽のカワセミ。しっかりと話を聞いている生徒達。こんな野外活動を行っている先生と生徒達は素敵だと思う。
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そのまま静かに後ずさりし異なるルートを取った。そして、こんな看板を発見。もちろん、100円を投入してパンフレットを戴いた。
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すぐに眼に飛び込んできた光景。それは満開のカタクリ。生憎の曇天で花は閉じてしまっているが、満開の光景は容易に想像できる。ちなみに、満開のカタクリは斜面に生えている方が綺麗に見える。なぜなら、下から見上げて綺麗な花だから・・・
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身近にあった一輪を接写。
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柵で守られた雑木林。
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どのように守られているかについては、是非、100円パンフレットのこのページを読んで欲しい。
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説明員ボランティアのお二人。
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この左側のおじさんと色々と会話を楽しんだ。インタラクティブな雰囲気をお伝えするために、会話形式で書いてみたい。

おじさん>カタクリの蕾は見れたかい? (これがオジサンの第一声だった)
GC>はい、見ましたよ。素敵な雑木林ですね。
おじさん>下草を刈ったり、落ち葉を整理したり、色々と手をかけてるからね・・・
GC>石油時代になる前は当たり前だったんですけどね・・・
おじさん>そうなんだよ。雑木林を保護するつもりが無くても自然と保護に繋がっていた
GC>都心にはたくさん人が居るから、桜やイチョウが綺麗と言って喜んでいた人も、ピーク過ぎると落ち葉や毛虫や銀杏が臭いとか、文句言う人もたくさんいますよね・・・
おじさん>美味しいところ取りの人がほとんどだよな。竹藪も杉林もそう、人が手を入れないとただのヤブになってしまう・・・
GC>今の時代、人の手が一番高価ですからね。この雑木林を守るための皆様の努力には頭が下がります・・・
おじさん>本当に大変なんだけど、こうやって守ってやると、こんな雑木林になるんだよ

こんな会話を楽しみつつ、ちょっと話題を変えてみた。

GC>私が好きなブログに、清瀬市中里の自然や野草を観察し続けている方がいらっしゃいます。僕も山菜が大好きなのですが、どのあたりに生えているかご存知ですか?
おじさん>えっ?山菜を採るの?食べる程は生えてないよ・・・
GC>いえいえ、僕は決して採りません。山に行かなければ見ることができない野草がこのあたりに生えているのを見れるだけで満足なんですよ。ちなみに、渓流釣りにも行くのですが、山菜をたくさん見かけてもほとんど採りません。
おじさん>俺も渓流釣りやるんだけど、大抵のヤツは小さな魚までも根こそぎに持ち帰ってしまうんだよな・・・
GC>僕も毛鉤釣りをやるんですけど、全てリリースして来ますよ
おじさん>毛鉤の人達はそうだよな。餌の人は全て持ち帰ってしまう。俺は餌だけど逃がして帰るよ・・・

ついつい渓流釣りの話に変わってしまったのだが、なるほど、雑木林を守るような素敵な方は、ちゃんと渓流も守っているんだな・・・・、と思えた素敵な瞬間だった。

しかし、どうやら山菜については私の方が何倍も上手のように確信したので、自分で探してみようと判断した。私がおじさんをしばらく占有してしまったため、もう一人の女性ボランティアの方の周りに人だかりができてしまったので、丁重に御礼を述べてお別れさせて頂いた。

すぐ近くのニリンソウは、カタクリを発見する前に気付いていた。ニリンソウも咲き乱れる素敵な雑木林。
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この後、種類は多くはないものの、様々な野草を発見できたので、後編で紹介させて頂きたい。

都心近くの素敵な雑木林。このような素敵なボランティアの方々に守られている。満開のカタクリはこのような方々の努力の結晶と言える。この事実を知れば、カタクリを盗掘したり、野草を根こそぎ採取したりする輩も居なくなると信じている。

確かに、このようにブログで紹介することは、そのような輩のWeb検索を一助することにもなることは事実。しかし、気づきの機会になる可能性もゼロではなく、むしろ、このようなボランティアの方々に共感する人達を増やす一助にもなるはず。

甘い・・・考えかもしれないが、私は”前向き”に信じたいと思っている。



















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Comment
Green Cherokeeさん
カタクリと野草散策、春爛漫ですね。
私は、以前は渓流が禁漁になると、毎週末ごとに自宅から散歩に出かけ、この付近を歩いておりました。コナラなど広葉樹の林は優しく清々しい空気に満ちて気持ちいいですよね。
野外活動をしている学生さん達のおられる小道の横は、もうすぐ白いシャガが咲く時期です。それもオススメですよ。
ボランティアさんは草花の資料を作り、散策者に語りかけ、手入れされつつ見守っておられます。こういう活動が身近な自然を守っていることがよくわかりました。
私も近いうちに家内と地域活動に参加させていただくことにしました。またご報告させていただきますね。
こんにちは。
里山、雑木林、自然のままのように見える風景も人の手が入ればこその景観で、それがなければすぐに荒地になってしまうようですね。
公園の管理にたずさわる方々、ボランティアの方々のご苦労には頭が下がります。
後編でどんな野草が紹介されるのか、期待しています。
こんばんは。
カタクリは年々数が増えているみたいですね。
保護活動をされているボランティアの方々には本当に頭が下がります。
その辺りは初夏の蛍も有名ですね。
カタクリも蛍も、良い時期は人が多いので私は足が向きませんけど。^^;
コメントありがとうございます。つたないブログを恐縮です。清瀬市は斜面林・平地林とそれぞれ特徴があります。今イカリソウが咲き始めました。昭和37年、清瀬に越してきて、川に沿う斜面林一面早春はカタクリでピンク色に驚きました。周りに人家が増えたちまち荒れて行き、今は組織で維持管理していますが、初めは1人パトロールと地主に断り柵作りや種まきでやっと再生し始めました。今は河川工事、多自然の川づくりを願って都に掛け合いの日々です。自然保護に目を向けて頂けること感謝です。これからゆっくり拝見いたします。
numassan(さん)、こんばんは。毎度お返事が遅くなり申し訳ありません・・・ <m(__)m>
今までは遠目にだけ見ていて、良い雑木林だなぁ・・・と思っていたところが、まさにカタクリの群生地でした。ご自宅から歩いて行ける距離にこんな素敵な場所があるなんて羨ましいです。
地域活動ですか!! 是非お話をお聞かせくださいね!!
wind knotさん、こんばんは。お返事遅くなり申し訳ありません。
薪を主燃料にしていた頃は雑木林から薪を得ていたので、自然な形で人の手が入り適度に陽が挿す整備された林になっていた訳です。こういう林は人も歩きやすく、子供達にとっては夏はカブトやクワガタの宝庫でした。
今は良さげな雑木林を見つけても下が藪になっていて、もしも入ろうとすれば藪こぎ状態ですよね・・・だからキノコもあまり生えてくれません。けど、虫たちにとっては天国のようですね。人が入って来ないので・・・ (^^ゞ
里山の歴史は人の生活の歴史。里川が流れる里山を見ると、何だかホッとしてしまいます。
後編になかなか手を付けられず・・・今しばらくお待ちくださいね・・・ <m(__)m>
JICKYさん、こんばんは。お返事が遅くなり申し訳ありません・・・
この日は人の数は少なかったです。私を含めて7-8名と言ったところでしょうか。ですので、誰にも邪魔されずゆっくりとカタクリを堪能できました。
けど、ホタルの盛期にはさすがにこうは行かないでしょうね、きっと・・・。
昔は良く青梅の奥の方にホタルを見に行きました。我が家族以外は誰も居なくて、子供達の肩にホタルが留まったりするのを大いに楽しめたのですが、子供達がすっかり大きくなってしまい、最近はめっきりご無沙汰です。
久しぶりにゆっくりと静かにホタルを見てみたいです。
きよせ中里だよりさん、こんばんは。お返事が遅くなり申し訳ありません。
見事なカタクリの林に戻るまでの皆様の努力に頭が下がる思いです。
貴ブログはしばらく前から愛読させて頂いておりました。私の実家(埼玉県比企郡鳩山町)の近くで良く採取した野草がこのあたりに少なからず自生しているようで、何だかとても嬉しく思います。もう少し春が進んできたら、たまには釣竿を不携帯でゆっくり歩いてみたいと思っています!!
我が愛するY川、K川、そしてO川。都心近くなのに奇跡的に綺麗な本当に素敵な川です。残り少ない自然河畔における多自然を少しでも多く残しておきたいものですね。
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プロフィール

Green Cherokee

Author:Green Cherokee
東京都武蔵野市在住。S40年7月生まれ。
元より雑魚(Zacco)が大好きでちょくちょくミャク釣りを楽しんでいましたが、ひょんなことからFly Fishingに転向。安近短の里川で2011年夏よりZacco Fly Fishingをスタート。
釣りだけでなく野草やキノコも大好き。身近な里川の四季の変化を愉しみつつ、水面や地面に眼を走らせています。
愛車は、2000年式の緑色のJeep Cherokee。極めて非経済的な車で、あちこちガタが来ていますがそれでも偏愛しており、他に魅力的な車が見つからず困っています・・・

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