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あれから一年

10月17日(土)

親愛なるYCへ

2014年10月17日。あの痛ましい事故から早くも一年が経ってしまった。一年が経過した今、あの事故はここ日本では風化してしまったかもしれないけど、君の多くの日本の友人にとっては決して風化したりなんかしない。

あの日、あの場所に君が居たこと自体が信じられなかった。だから、最初は誤報だと信じて疑わなかった。後で知ったことだけど、なるほど、君は愛娘のためにあの場所に立っていたんだね。

君が転職して以来は音信不通だったが、あのコンサート会場のすぐ近くが君の新しい職場、しかも、君の愛娘が韓国アイドルグループのファンで写真撮影を頼まれていたなんて・・・なんて因果な悪戯だろう。そんなことなら転職を阻止するべきだった・・・、そんなことまで考えてしまったよ。

君の訃報を聞いてからすぐに君のfacebookを遡ってみた。無数の追悼メッセージを遡っていくうちに、こんな写真を見つけてしまった。

YC.jpg


この写真を見た時、君への想いを拙ブログに載せようと思って全文を書き終えたのだけど、その時はどうしても公開のボタンを押せなかった・・・ だからその時の文章は永遠の下書きとして残しておこうと思う。そして一年が経過した君の命日の今夜、ここに改めて気持ちを記してみた。

君は僕にとって最初に仲良くなった掛け替えのない韓国人の友人。何度も来日してたくさん支援してくれてありがとう。いつぞやは僕のお客様を連れてソウルでお世話になったよね。夕食の時、隣の個室にヨン様が居た偶然は今でも笑い話だよ。ローカルの人しか行かないような居酒屋にも連れて行ってくれたよね。マッコリとビールの混ぜ物ばっかり・・・ できれば普通にビールを飲みたかったことを、あえて今、言及しておくよ。

あの日、ちょっと違う場所から君がコンサートを観ていたら・・・とつくづく思う。あんな脆い場所を放置していた建物所有者側にも怒りを感じるけど、そもそも、そこにあれだけ多くの人が立つこと自体も想定外だったんだろうな。日本でもニュースでたくさん取り上げられあの場所も放映された。想像したくなくても、20m落下しコンクリートに叩きつけれらた君を思うと、もう本当に本当にやるせなかった。さぞや痛かっただろう・・・ 

君は韓国人でありながら、日本人以上に日本のお客様に気を遣ってくれた。日本のお客様の前で酒を飲む時は、必ず、手でグラスを隠して飲んでくれたよね。仕事中は、決して言葉がわからなくても、その場の雰囲気や相手の表情をいち早くつかみ取り、極めて的確な対応をしてくれた。

君の日本の友人達で基金を立ち上げて奥様にお渡ししたけど、君のご家族の悲しみを癒すための何の足しにもならなかったことだろう。けど、そんなことしかできなかったよ・・・ ごめんね。一年が経過し、君のご家族もわずかながら悲しみを乗り越えて来ていることを祈りたいと思う。何より幼子を残して旅立った君が一番心残りだったに違いない。

親愛なるYC... どうぞ安らかに。 

명복을 기도하고 있습니다   ... and may your soul rest in peace.










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プロフィール

Green Cherokee

Author:Green Cherokee
東京都武蔵野市在住。S40年7月生まれ。
元より雑魚(Zacco)が大好きでちょくちょくミャク釣りを楽しんでいましたが、ひょんなことからFly Fishingに転向。安近短の里川で2011年夏よりZacco Fly Fishingをスタート。
釣りだけでなく野草やキノコも大好き。身近な里川の四季の変化を愉しみつつ、水面や地面に眼を走らせています。
愛車は、2000年式の緑色のJeep Cherokee。極めて非経済的な車で、あちこちガタが来ていますがそれでも偏愛しており、他に魅力的な車が見つからず困っています・・・

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