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滔々と流れる釧路川 2015 ~前編~

11月1日(日)。一年間待ち望んだSTBQ2015の日がやってきた。

STBQ : Study To Be Quiet. (この意味するところは、過去記事にて紹介させて頂いています)

『滔々と流れる釧路川』シリーズとして過去3年に渡り掲載(過去記事参照、それぞれ数編に分かれています。 201420132012)させて頂いているが、4年目の今年は何とか自己ベストサイズを釣るべく、鼻息荒く当日を迎えた。というのも、実は先発隊は二日前から釣行しており、初日は77cmのアメマスを含めて数十匹の爆釣だったとの情報を得ていたので、否がおうにも期待が高まっていたという次第。

二日前の夜にインドから何とか帰国し、出発前日の土曜日はSTBQに備えてカッパを新調したり防寒用に耳当てを買ったり色々と準備。その頃に何となく身体の異変を感じていた。STBQに備えてインドでは水や食べ物に十二分に気を付け、お腹の調子も含め全く問題はなかった。別にインドから変な病気を貰って来た訳でもなく単なる風邪の初期症状。あまり酷くもないので、全く問題なく釣りができるものとこの時は確信していた。

11月1日当日は午後の便で釧路へ。インドに行く少し前に出張で来たばかりの釧路。そのせいかあまり懐かしさは感じられなかった。

しばらくホテルの部屋でゆっくりしていると、メンバーから連絡が入った。ホテル前の河岸で真っ暗な中でキャス練をしているとのこと。外気温も一ケタのキリっと冷える街を抜け、先に合流したメンバーと共に向かった。少々凍えつつ河岸を見ると、おぉ・・・この寒い中、本当にキャス練をしていた。
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ここでメンバー紹介。

まずは左からShinさん。岡山は備前からお越しのその筋ではとても有名な御方。そして、二日前に77cmの大物を仕留めたのがこの御方。

その右はK氏。毎週、札幌と釧路を往復される北海道を代表される名医。お話するのは初めてだったので河岸でご挨拶。昔はFly Fisherだったとのこと。既に当日は釣行されており、ルアーでまずまずの釣果だったとのこと。まさか翌日に私の主治医になるとは予想すらしていなかった。

そして、仙台からお越しの我が飲み友のJ嬢。女性とは言え、今までに既に3尾のイトウを釣り上げたツワモノ。酒はめっぽう強い。

続いてHさん。仙台市内で調剤薬局を開業された社長さん。二年前の釣行では私の目の前で見事なイトウを釣り上げた。

そして、拙ブログではお馴染み、イトウ釣りの名士であり名医でもあるM氏。既にイトウを何本か上げられているが、このメンバーの中で釧路川でイトウを釣り上げたのはM氏ただ一人。

その横では初のベイトリールでキャス練をされているMM氏。本邦を代表される名医。昨年もご一緒させて頂いたが、釧路川は2年目3度目の挑戦。

もう御一方、プロ級の腕を持ち、二年前は超大物のイトウを仕留めたSさんも居らしたのだが、当日は再会かなわず最終便でご帰宅。ちなみに、当日の釣果は数十匹だったとのこと・・・やっぱり流石。

キャス練の後は近くの居酒屋になだれ込み楽しい宴会。とは言え、翌朝早いので程々にしてお開き。飲み足りなかったHさんと私はついついホテル近くの店で二次会に突入。既に酔っぱらっている(?)オヤジ一人でやっている小さな酒屋のカウンターで、そのオヤジの行動に苦笑いしつつも、よろず話を楽しんだ。

翌朝の釣果への期待が高まる中を就寝。そしてその未明に事件は起きた。悪寒で眼が覚めてしまったのである・・・。体温計もないのでベッドで小刻みに震えつつAM5時には起きてフロントに体温計を借りに行き、結果は残念ながら38℃。恐らく二年振りの熱発。

『う~ん、不味いことになった・・・』。

このまま釣行に出て途中で熱が上がったとしても、釧路湿原のど真ん中では下船は不可能。ここは涙を飲んで欠席を決意。当日は乗船のメンバー割の関係で一日休みだったJ嬢を電話で叩き起こし(前夜はやはり飲み足らず、独り部屋飲みで完全二日酔い状態だった模様)、私の代わりに船に乗ってもらえることになった。

メンバーの出発はAM7時。せめてメンバーを見送りに・・・と思いつつ、ふらふらしながらホテルのロビーに降りて、(泣く泣く)皆を見送った。

さて、どこかのクリニックにでも行って薬を貰おう・・・と思っている矢先にM氏から電話。釧路のK氏がご勤務されている病院にて段取りを整えたから、明日釣行できるように今すぐに出向くように・・・との指令。幸運にもこの日、K氏は釣行お預けで病院勤務の日だった。

釧路駅から数km離れているが釧路を代表する大病院。ここがまだ脳神経外科単科病院だった25年前には良く通っていたが、まさか自分が患者となってお世話になるとは思ってもみなかった。脳外科の名医であるK氏に、たかだか風邪で診てもらうのも甚だお恥ずかしい限りだったのだが、翌日釣行するためには致し方ない。K氏は丁寧に色々と調べて下さり、インフルエンザのチェックも陰性。風邪薬と頓服を処方して頂き、再び、バスで釧路駅に戻った。

熱発しているとは言え、薬で熱も小康状態。釧路に来て何もしないのも何だかなぁ・・・と思い、そのまま和商市場へ。25年前には何度も通っていて、ここ3年では年一回のペースで通う馴染みの店。店主と眼が有ったら向こうから会釈してくれた。そして、恒例のイクラ丼を賞味。
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ホテルに戻り再びベッドで横になっていたのだが、あろうことか熱がどんどん上がっていく。そして、夕方には39℃を超してしまった。ちょうどその頃、M氏から電話。釣果はまずまずとのことだが型が小さい模様。体調を告げると、再びK氏と相談してくださり、明日釣りに行けるようにできることは全てやろう、ということで夜間救急に再びかかり、色々とご対応頂けることになった。再びバスに乗れる程の体調ではなかったので、やむなくタクシーで移動。

M氏とK氏の取り計らいのお蔭で何とか翌朝には38℃前後で落ち着くことができた。前夜は、平熱に戻ることができたら釣行します、とM氏に告げていた。しかし、二人ペアのドリフトボートで下る釣りが故に途中下船は不可。K氏の献身的な診療のお蔭で竿を振れる程の元気さは取り戻せたのだが、やっぱり途中でメンバーに迷惑をかける訳にはいかない。残念ながら涙を飲んで欠席宣言せざるを得なかった。

この時点で、今年の釣行チャンスは無くなった。こんな『ヘビの生殺し』状態ってあるだろうか・・・。一年間楽しみに待ち続け、否がおうにも期待が高まっていた今年のSTBQ。釣行できなかった悔しさは筆舌し難い。ここでどんなに悔しさを語っても語りきれず、且つ、自身も癒されないので、悪あがきは止めてこの程度の記載にしておきたいと思う。

さて、メンバーは当に出航した頃であろうAM10時。何とか37℃台前半で落ち着いてきた。昨夜の夜間救急の会計を行う必要があったので、駅前でレンタカーを借りて再び病院へ。会計を済ませ、早い便で帰宅しようと思ったのだが、マイレージを使った特典航空券が故に変更は不可・・・。もちろん、空席があれば早い便に変更も可能だったのだが、体調も改善してきたので、ここはせめてもの悪あがきをしてみようと決心し、一路、釧路川まで車を走らせた。

釧路の大病院からわずか30分程度。まずは釧路湿原の南側へ。
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訪れた場所は岩保木水門。昭和6年の建造物。
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今年も何とか釧路川を拝むこと『だけ』はできた・・・
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ルアーマンが2名。風邪が遷らないように距離を置きつつ釣果を聞いてみるとノーバイトとのことですぐに納竿してしまった。ならば真似事だけでも・・・ということで、この日のために新調したBlue Heron #5-6とmihiroさんからプレゼント頂いたフライを結び記念撮影。
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一応、10投くらいはしてみたのだが予想通りノーバイト。ロッドを記念撮影して終了。
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不思議なものでロッドに触れると熱がどんどん下がっていく・・・!? 気のせいかもしれないが、恐らくほぼ平熱の状態になったと思われる(・・・錯覚)ので、ここは一気に塘路まで行ってしまおうと決心。

ガイドのTeddyさんの本拠地がある塘路Nature Centerの森のカラマツの紅葉を見ることはできなかったが、代わりに道中のカラマツを堪能。
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少しだけ林道にも入ってみた。見事なカラマツ林に癒されつつも、皆と釣りに行けなかった悔しさがこみ上げてくる・・・
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塘路湖に到着。何度か通ったことのある林道を抜けて、こんなポイントへ。このずっと上流部で今頃メンバーは躍起になってロッドを振っていることだろう。
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ここでも数十投はしてみたが、やはりノーバイト。釧路湿原らしい光景の中でロッドを記念撮影。こんなロケーションで記念撮影できれば本来は嬉しい限りのはずが、尚一層の寂しさを感じた・・・
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    (後編に続く)

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Comment
Green Cherokeeさん こんにちは
うーむ、誰もが憧れの釧路湿原での釣行、その上新調BHの入魂の儀が重なっていたのでは、もう泣くに泣けませんね。心中お察し申し上げます。
人生いろいろ、紆余曲折。
次回は輝きの倍返しといきましょう!
numassan(さん)、こんにちは。
温かいメッセージありがとうございます・・・ <m(__)m> 人生いろいろありますね・・・ (^^ゞ
来年は3倍返しくらいの気持ちで臨みたいと思っています!!
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プロフィール

Green Cherokee

Author:Green Cherokee
東京都武蔵野市在住。S40年7月生まれ。
元より雑魚(Zacco)が大好きでちょくちょくミャク釣りを楽しんでいましたが、ひょんなことからFly Fishingに転向。安近短の里川で2011年夏よりZacco Fly Fishingをスタート。
釣りだけでなく野草やキノコも大好き。身近な里川の四季の変化を愉しみつつ、水面や地面に眼を走らせています。
愛車は、2000年式の緑色のJeep Cherokee。極めて非経済的な車で、あちこちガタが来ていますがそれでも偏愛しており、他に魅力的な車が見つからず困っています・・・

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