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Zacco FFのち渓流FFの欲張りな一日

6月11日(土)。

この日もZacco FFが大好きなメンバーがとあるポイントに早朝から集結していた。一方私は、午前中に溜まりまくった残務をある程度消化し終えてから、遅ればせながら向かってみた。

真夏日のごとく茹だるような暑い日だったが、峠を越える時だけは何ともキリっと気持ち良い冷気に包まれ、本当に気持ちが良かった。色んな柵(しがらみ)を放棄して森に囲まれて生活してみたい・・・などという現実逃避的な夢物語が、移りゆく景色と共に再燃した。

ポイント近くのコンビニで避暑を兼ねて小休止していたら、なぜか目の前で会計をしていたのが会社の同期・・・。恐ろしいくらいのあり得ない巡りあわせにお互い大笑いしながら、彼の車中でしばらくのんびりお茶タイム。その後、彼は都心を目指し東に消えて行った。

この日は初めてお目にかかるZacco FFファンの方が3名。それぞれにコダワリを持ち、それぞれのスタイルでハスやオイカワを見事に釣り上げていた。簡単にご挨拶を済ませた後、隙間のポイントに分け入らせて頂いた。

ポイントの目利き・・・というより、たまたま産卵活動を終えて食い気が強い個体が居ただけだと思われるが、あまりにあっさりと今季初の雄ハスとご対面できた。これにて、愛竿Blue Heron #5-6にハス入魂完了。普段愛用しているBH#0-1と比べるとほとんど曲がらないのだが、ある意味、サクっと魚を引き上げることができるとも言える。
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それにしても、なんて美しい魚なのだろう・・・。今年も出逢えたことに感謝し、感慨深く綺麗な鰭を撮影。
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過去に、撮影に夢中になっていて魚を弱らせてしまった苦い経験から、ハスを釣り上げた後は基本的に顔(エラ)を水面から出さないようにしている。正直に言えば、今回は初ハスだったので少しだけ魚体を持ち上げて撮影したりもしてしまったのだが、普段は絶対にやらないように肝に銘じている。

そして、段差となっていて水流のある場所を探し、撮影中はそこに魚の顔ができるだけ浸かるようにしている。本当はそんなことをしている間にとっととリリースすれば良いのだろうが、今回ばかりは初ハスだったが故に、少しだけ時間をかけて撮影を敢行させて貰った。その後、少し水深のある場所にリリースすると、手元から勢い良く泳ぎ去ってくれた。魚とこういう別れ方ができると何とも清々しい。逆に、ヨロヨロと去っていく魚を見ると、何となく後ろめたさが残ってしまう・・・
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この一尾でほぼ満足。来たばかりなのに、心は遥か遠い上流の渓に思いを馳せつつ、ロッドを置いて皆の釣りを見学。遅れてきたうおさんもガッツポーズを決めて絶好調。周りの釣友から賞賛を浴びている模様。
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お初にお目にかかったダンディな装いのKさん。ドライに拘った釣りで、私の目の前で見事にハスを釣り上げていた。
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既に夕刻。私と同様に渓流に行きたくてうずうずしていると思われたうおさんと二人、皆に分かれを告げて遥か上流を目指した。

気持ち良い山間の九十九折の道を抜け、行き着いたのは以前にも訪れた好ポイント。目を凝らすと所々にライズが見受けられた。ご親切にもうおさんより先行させて頂き、かなり期待を込めて、ライズからしっかりと距離を置いてドライをキャストしてみたのだが、キャストするごとに消え去るライズの波紋・・・(笑)

小さなポイントを丹念に叩いてみると、時折、ドルフィンジャンプを決めてフライに飛び付いてくれるヤマメも居るのだが、どれも小さい個体。そして、かなり薄暗くなった頃に、ヤマメの皮を被ったオイカワが飛び付いてくれた。こんなサイズが釣れないように、敢えて#12を結んでみたのだが・・・、良くぞフライを咥えたものだと思う。
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その後、まずまずの良型(と言ってもせいぜい17-18cmくらいだろう)を目の前でバラし、その直後のライントラブルで納竿を決意。

私が散々叩きまくった後のトレースを余儀なくされたうおさんだったが、やっぱりヤマメの皮を被ったオイカワを釣り上げていた。私の後ろから遡上しているのに良型をバラしているあたり、やっぱりうおさんは攻め方が巧みなのだろう。この川を知り尽くしている・・・と感心しきり。
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さすがにフライも見え難くなってきたので納竿。すっかり暗くなってしまった渓流沿いの道を二人で下り、T字路でうおさんは左へ、私は右へ。

『じゃ、また!! 気を付けて!!』

都心から遥かに遠い渓ではあるのだが、こんな一言で気軽に別れる瞬間の空気感がとても気に入っている。『じゃ、また!!』という言葉の中に、お互いの無事な帰宅を思いやる気持ちが込められつつ、後ろ髪を引かれるように愉しかった時間への名残惜しい気持ちをきっぱりと断つことができる瞬間でもあるから・・・

そして、真っ暗になってしまった峠道を越えて、家路を急いだ。




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プロフィール

Green Cherokee

Author:Green Cherokee
東京都武蔵野市在住。S40年7月生まれ。
元より雑魚(Zacco)が大好きでちょくちょくミャク釣りを楽しんでいましたが、ひょんなことからFly Fishingに転向。安近短の里川で2011年夏よりZacco Fly Fishingをスタート。
釣りだけでなく野草やキノコも大好き。身近な里川の四季の変化を愉しみつつ、水面や地面に眼を走らせています。
愛車は、2000年式の緑色のJeep Cherokee。極めて非経済的な車で、あちこちガタが来ていますがそれでも偏愛しており、他に魅力的な車が見つからず困っています・・・

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