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天空の渓 ~一足早く秋を感じた1日~

8月24日(金曜)

まだ数日残っている夏休みの1日を、『平日釣行』、に有効活用するべく、以前より、farwaterさんと約束していた日。前日は大分への日帰り出張で東京に戻れるかヒヤヒヤものだったが、最終便の数分前に駆け込みセーフ。これで目出度く、『天空の渓』、に行く日がやってきた!、と、機内で一人ニンマリしていた。

今回もfarwaterさんがわざわざ拙宅までお迎えに来て下さった。至極恐縮だったのだが、拙宅から歩いて数分の、ま○かつ、に寄りたい、とのことなので、お言葉に甘えさせて頂いた。

拙宅を出発したのは午前4時。高速道路を快調に走り、二人で朝マックなども楽しみ、天空の渓の手前の峠から、美しき山々を眺め小休止。早朝の山々を撮影するfarwaterさんをパチリ。
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山々の美しさに惚れ惚れした私だったが、実は走行中から道端の赤い色が気になっていたため、早々に、farwaterさんとは逆の方向も探索開始。その正体は、エビガライチゴ。写真真下の粒はまさに完熟で甘い。私は完熟前の酸味がある方は好みである。採取する気になれば、バケツ数杯は取れるはずだが、とりあえず4粒だけ採取させて頂き、早速、farwaterさんともぐもぐ・・・ちなみに、farwaterさんの印象は、『酸っぱっ!』。どうやら完熟前の粒だった模様。。。(farwaterさん、失礼しました・・・)
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道中あれこれと会話を楽しみながらのドライブ。遠方の『天空の渓』のはずなのに、あっと言う間に到着してしまった。外気温は20℃を下回っていたはず。一気に秋を感じた。竿を持つ手が冷たく感じる。

そして、林道脇から入渓。昨今のfarwaterさんの『怪事件...??』もあったため、実は、お清め用の塩とお神酒を持参させて頂いた。生憎、開封した日本酒がなく、先日、韓国はSeoulで購入したチャミスル(眞露)を小さな容器に移して持参。ちなみに、韓国では水よりも安い。farwaterさんに、『え~っ?眞露じゃ効かないかも!?』、と言われつつも私は一向に怯まず、実は二人共にかなり真面目に塩をかけあったり、お神酒を渓流の水と岸にそれぞれ献上しつつ、礼拝合掌した。

早速、毛鉤を振り始めるfarwaterさんの勇姿。まだ早朝の薄暗い渓に陽が射し始め、露出オーバー気味・・・
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しかし、朝のうちはすこぶる反応が悪い。小休止に至るまでの約2時間。一度も反応が無かった。farwaterさんですら、数回の反応しかなかったらしい。

『今のは準備体操。核心の渓はこれからですから!』、と、farwaterさんに勇気付けられ、しばし歩いて、更に上流に向かう。

しかし、その後もいましばらく反応がない。そうこうしているうちに、farwaterさんがようやく一匹目をゲット。ネットから逃亡したイワナだったが、しばらく、水溜りにじっとしていたので、じっくりと見せてもらった。これでモチベーションも急上昇。期待に胸を膨らませながら、更に上流を目指す。

程なくして、いくつめの堰堤だったろうか? いかにも魚が居そうな場所に毛鉤を投入すること一投目、バシャっと水しぶきが上がった。釣れてきてくれたのは、小ぶりなイワナだったが、ようやく釣れた貴重な一匹なので、いろいろと記念撮影。
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小ぶりのイワナながら、#12の針を丸呑みしてしまう口。普段、カワムツの口でさえ大きく感じる私にとっては、#12の針は異様に大きく感じるのだが、確かにこの口の大きさなら#12以下の針でも大丈夫なんだろうな・・・と改めて思う。

ストロボを用いた撮影。
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ストロボなしの撮影。それにしても、綺麗な魚体。惚れ惚れと眺めた。
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無事に一匹釣れて安堵し、farwaterさんと共に更に堰堤を越えた。堰堤すぐの開けた流れに毛鉤を振るfarwaterさんの勇姿再び。
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私は一匹釣れた心の余裕から、今までとは違ったものに眼が行く。farwaterさん後ろの岸には、こんな足跡がたくさん。結構真剣に探してみたが、熊と思われる足跡はなく少し安堵。
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実は、この『天空の渓』の至るところに、ホタルブクロの花が満開。この可憐な花はいつも上から覗いてばかりで、下から見る機会は少ない。最初、カメラを花の下に入れ、液晶が確認できないので勘を頼りに撮影してみたが、どの写真もピンボケばかり。やむなく、ちょっと花の顔を上に向けさせてもらった。紫色の斑点が美しい。
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その後、こんな発見も。ちなみに、ヌメリスギタケ、もしくは、ヌメリスギタケモドキ。雨の後ならもう少し区別が付くのだが・・・あと少しだけ手が届かないところに生えていたため、ネットを使って採取。カサが割れてしまったが味には影響なし。
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キノコ狩りの場合。最初の一本を見つけたら必ず周囲を注意深く見るのがコツ。すぐに、こんな株も発見。
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裏面から撮影。今回は被写体が大きいので、勘でも構図が上手く行き、美味しそうな写真に仕上がった。
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そんなこんなの撮影で出遅れることしばし、堰堤下を超真面目に攻めるfarwaterさんに追い着いた。私も長年釣りをしているが、正座して釣りをしていた方を他に知らない。farwaterさんの清く正しい姿に尊敬の念を抱きつつ、思わず後ろから撮影させて頂いた。
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散々寄り道した挙句の清く正しく無い私は、比較的広い堰堤だったのでfarwaterさんとは逆側を攻めさせて頂く。すると程なくして二匹目のイワナに巡り合えた。あまりに元気だったため、手のひらで撮影できたのはこの一枚だけ。
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しかし、すぐ下が小さな水溜りだったので、小石に潜んでいるところを撮影できた。再び、綺麗な魚体を惚れ惚れと眺める。
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この堰堤も越えてすぐ、少々水深のある、”いかにも・・”、というポイントで、farwaterさんが良型のイワナをゲット。体長も体高もあり、お腹もでっぷりしている、最高のイワナ。羨望の眼差しで、farwaterさんとイワナを眺めた。farwaterさんのブログでアップ済みなので、まだの方は是非ご堪能ください。

その後、farwaterさんに、美味しいポイントをことごとく譲って頂いたお陰で、farwaterさんの目の前で、良型のイワナもかけることができた。しっかりと魚体も拝むことができたが、残念ながらバレてしまった。『今のはデカかったですよー!』、と声をかけられる。”逃がした魚は大きい”、とは言うが、その時の魚は確かに大きかった(気がする)。

更に釣り登り、いくつ目の堰堤だったろうか。またしてもfarwaterさんが良型のイワナをかけた。無事にネットインし、笑顔のfarwaterさん。
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その直後、私にも三匹目のイワナが。今回は手のひらの上で撮影できた。
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その後、脱渓ポイント手前の好ポイントを、”有終の美を飾ってください!”、とfarwaterさんに譲って頂き、何とかフッキングするも、惜しくもバレ。”あ”-っ!”、と空しい叫びが、『天空の渓』、に響く・・・。いったい今日は何回バラしたのだろうか・・・かけた数だけなら『ツ抜け』だったが、きっと何かテクニックに根本的な問題があるのだろう。。。 残念ながら、これにて納竿。

気がつけば既に16時近く。普段はろくに運動もせず、夜明け前に出発し、終日、天空の渓を釣りあがった身体が悲鳴を上げていた。車まで林道を下ること約40分。とても辛い下山で思わず口数も少なくなるが、それでもコーナー手前の度に、二人で必死に笛を吹きつつ山を下った。そのお陰かどうかは微妙だが、どうにか熊との遭遇は回避できた。

下山の途中は、クマザサとカラマツのコントラストが美しい、高山らしい景色だった。林道脇には、ホタルブクロ、そして、ヤマオダマキが可憐な花を咲かせていた。疲れた身体で、撮影のために立ち止まるともう歩けないような気がして、心のシャッターに留め、つい素通りしてしまったが。

駐車ポイント近くになると、木々の種類も変化し、たくさんの、マタタビ、サルナシ、そして、ヤマブドウが目に入ってきた。秋深くは既に禁漁だが、また違った楽しみ方もできる山々のようだった。

帰路の途中、渋滞の高速にも少々悩まされたが、おしゃべりを楽しみつつ帰った。そして、ま○かつ、にもしっかりと寄らせて頂き、T師匠との会話を、farwaterさんと三人で楽しんだ。

夢にまで見た、『天空の渓』。一足早く秋を感じる清々しい風の中、とても素敵な景色と共に、(私的には)満足いく釣果で終わることができた。

farwaterさん
今回もいろいろと本当にありがとうございました。お陰様で最高の1日になりました。
また是非、ご一緒させてください!!
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Comment
お疲れ様でした。
早朝から夕刻まで、一日お付き合いいただき、有難うございました。いや~疲れましたね(笑)。Y川やK川のオイカワとは違って、渓流もいいものでしょ?また行きましょう!
こんばんは。

天空の渓、満喫でしたね。

釣りだけでなく、植物から足跡まで、色々なものにしっかり視線を向けておられるのがとても素晴らしいです。

私なんかは川に降りると周りのものに目をやる余裕がなくなってしまって、ダメですね。

植物のことが少しでもわかれば、釣行ももっと楽しくなるのでしょうね。
楽しい釣りが出来ましたね。
ヌメリスギタケ、柳の木に出るのがモドキだと思いましたが違ったかな?
私はあまり区別しないで食べちゃいますが(笑)美味しいキノコですよね。
はじめまして、co-dropと申します。
farwaterさんのブログを通じて、貴ブログを拝見させていただきました。
また、ま○かつのTさんにも大変お世話になっている者です。

天空の渓での釣行お疲れ様でした!
綺麗なイワナの写真もさることながら、植物の写真&コメントを大変興味深く読ませていただきました。
とてもお詳しいのですね。
私なんぞ何の知識もないものですから、釣りの際に「きれいだな~」とか「初めて見るなぁ」だけでいつも終わってしまいます。その際に詳しい方の説明があったらどんなに楽しいか・・・。

今後のブログも楽しみにしています!

farwaterさん
昨日は何から何まで、本当にありがとうございました!いやー、本当に疲れましたが、良い経験になりました。
おっしゃる通り、渓流は楽しいです!心が洗われる綺麗な風景、そして、良い運動にもなりますし、私の場合、付加価値も多いですしね!
一方、Zacco FFは身近で気軽ですが、何とも言えない奥の深い楽しさがありますよね。
という訳で、やっぱり、どちらも大好きです!
wind knotさん
いやいや、単に釣りへの集中力が乏しいというか、変に魅力的な他の要素が満載なんで、ついついそちらに眼が行ってしまいます。
山菜もキノコも、もちろん軽視してはいけませんが、実は意外に難しくないです。私の場合、基本的に図鑑数種類を見比べて覚えました。一種類ずつ採取するうちに徐々に覚えていった感じです。
今後、気になった野草をパチリと撮影して頂ければ、喜んで写真鑑定させて頂きますよ!正確にはわからないかもしれませんが、”次はここを注意して見てください”、的なアドバイスができるかもしれませんので(笑)
JICKYさん
実は私もあまりちゃんと区別してないです。モドキは、柄の部分のヌメリが少ない・・・くらいでしょうか。
餌釣り時代、”釣れないなぁ・・・”、と天を仰ぐと、そういう時に限って、ヌメリスギタケが視界に入ってきてくれました。
私にとってこのキノコは、『ボ』の代償みたいな感覚なのですが、今回は何とか釣れて良かったです!
元来、ナメコと同じ属ですし、美味しいキノコですよね。ちなみに、お味噌汁で家族で美味しく食べました!
co-dropさん、初めまして!
実は、farwaterさんからも、そして、T師匠からも、お噂は伺っておりました。『天空の渓』に向かう間も、co-dropさんの話題で、farwaterさんと盛り上がりました(笑)。
野草やキノコのネタでしたら、ご要望とあらば、強引に説明しちゃいますので、機会あらば、是非、ご同行させてください。 ^^;;
拙いblogですが、今後ともよろしくお願い致します。
すごく良さそうな所だね。魚に限らず、鳥や「獣」もたくさんいるだろうね。
読んでて、たしか支笏近辺でヒグマに遭遇した話を思い出したよ。
気をつけて!
BroadBeanさん
ヒグマとの遭遇・・・懐かしくて古い話だけど、未だに超鮮明に覚えてます。いやー、今までの人生で、一番、死を感じた瞬間でした。
実は、数年前に、埼玉県のとある場所で、家族4人で居る時に、ツキノワグマに遭遇してしまいました。車の中だったので、あまり慌てなかったけど・・・
今後、遭遇するにしても、できれば、遠くから遭遇したいなぁ・・・
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プロフィール

Green Cherokee

Author:Green Cherokee
東京都武蔵野市在住。S40年7月生まれ。
元より雑魚(Zacco)が大好きでちょくちょくミャク釣りを楽しんでいましたが、ひょんなことからFly Fishingに転向。安近短の里川で2011年夏よりZacco Fly Fishingをスタート。
釣りだけでなく野草やキノコも大好き。身近な里川の四季の変化を愉しみつつ、水面や地面に眼を走らせています。
愛車は、2000年式の緑色のJeep Cherokee。極めて非経済的な車で、あちこちガタが来ていますがそれでも偏愛しており、他に魅力的な車が見つからず困っています・・・

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